お花見の季節も終わり、次はゴールデンウィーク。これからは、お出掛けする
機会が増えますね。
そこで、今回からは『住まいの防犯対策』についてお話させていただきます。
(1)泥棒の手口
a)泥棒がねらう時間帯
個人の住宅に侵入しての泥棒行為は、その手口から『空き巣ねらい』
『忍び込み』、『居空き』に分類されます。
では、それぞれどの時間帯がねらわれやすいか、ご説明します。
『空き巣ねらい』・・家を留守にする機会が多い昼間、なかでも午後2時
から4時頃がピークになっています。しかし、最近では 夜間でも留守に
している家庭が多く、窓に明かりがついていないことで一目で留守と
わかることから夜間にもかなり空き巣が発生しています。また、夕方
決まった時間に犬の散歩に出掛ける家や子供の塾やおけいこ事の
送り迎えなどをする家も、ねらわれやすいので、注意が必要ですね。
『忍び込み』・・・深夜寝静まっている時間帯である午前2時から4時が
発生のピークになっています。この『忍び込み』は、家の人に気づかれず
に現金や品物を持っていく、というものですが、犯行中に家人に気づかれて
刃物などを突きつけて脅せば強盗となり、生命の危険にさらされることと
なります。
『居空き』・・・・家人が在宅で起きているときに入られるもので、昼間
から宵のうちまでの時間帯に多く発生しています。ご高齢の方が一人で
在宅していて、テレビの音量を大きくしている場合や、リビングの掃出し窓
を開けたまま、2階に上がっているときなど、ほんのわずかな時間でも、
居空きにねらわれることになります。
なお、これらの犯行の発生曜日は、土曜、日曜に少し少なくなっていますが、
曜日による犯行数の大きな差はありません。ベテランの泥棒の中には、1週間
前の同じ曜日に下見をし、下見と同じ時刻に目星をつけていた住居に侵入する
者もいるため、私たちも、外出する際には、いつも同じパターンにならないように
工夫をしたほうがよいですね。