しだれつつこの世の花と咲きにけり 藤田湘子
これは小田原出身の俳人、藤田湘子の代表句の一つですが、
そのしだれ桜も、すっかり美しい若葉の衣を纏う頃となりました。
では、今回も住まいの防犯対策についてお話させていただきます。
(1)泥棒が狙う家
警察に捕まった泥棒を調べた結果では、狙った住宅の
種類は、およそ以下のようなものでした。
一戸建て 4割
マンション 4割
木造アパート 2割
また、そのような住宅をえらんだ理由のトップは
窓ガラスを破れば簡単に入ることが 約4割
できる家が多い
人目に付きにくい家が多い 約3割
以下、
戸締りをしていない家が多い
ベランダに上がりやすい家が多い・・・などの順になっています。
(2)泥棒の犯行前の確認
狙う家や周辺の下見については、捕まった泥棒の約6割が
「下見をした」と答え、それ以外は「下見しない」と答えています。
下見の目のつけどころは、次のようになっています。
【周辺の下見】
人通りや人目が少ないか 約5割
入りやすく・逃げやすい町並みか 約4割
次いで、
留守の家(共働きの家など)が多いか
お金のありそうな家が多いか・・・・・など。
【家の下見】
家の人は留守か 約6割
入りやすく・逃げやすい家か 約5割
次いで、
通りや隣近所からの見通しはどうか
窓のクレセントの位置(形)で戸締りの状態を判断する・・・など。
【留守の確認方法】
玄関のインターホンで呼んでみる 約半数
人の動きがないか、しばらく見張っている 約2割
・・・・・など。
以上のように、泥棒はあらゆる角度から下見をし、成功の可能性の高い
住宅を慎重に選んでいることがわかりますね。