***三井のリフォームより、知っ得!上手リフォーム術***
知って得するリフォームのお話です。
今回から優しい住まいという視点でお話しします。
①自然に優しいお住まい
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今回からは、住まいの「優しい」編のお話です。
もう、かれこれ15年位前から、住宅業界では「自然に優しい住まい造り」という
キャッチワードが、ひとつの基本的な考え方として根づいてきました。
この「自然に優しい住まい」とは、
ただ単なる自然素材を使って家を建てるということでは終わらず、
実は「身体に優しい」、「お財布に優しい」ということにつながる、
大きな意味を持っています。
戦後の日本の家づくりは、ベビーブーム・高度成長等を通じ、
供給戸数を確保するために、合理化と低コスト化が進みました。
しかしその反面、様々な弊害が生まれてしまいました。
その弊害の中でも極めて深刻なモノが、
化学接着剤を使用したビニールクロスや合板フローリング、
塩化ビニールシートなどの化学物質を含んだ建材が原因となる
「シックハウス症候群」や「化学物質過敏症」といわれる
さまざまな病気です。
そもそも昔の日本の住まいは、木・草や土といった自然素材で作られており、
このような病気の心配はありませんでした。
調査が進み、このような病気の原因が、
住まいに使用される建材であることが明らかになると、
昔のような自然素材を使った家造りの方法が
見直されるようになったのです。
有害物質を含む建材を一切使わない自然素材の住まいは、
このような様々な病気が発生するのを防ぐだけでなく、
エコという面からも大きなメリットが生まれます。
次回から、この優しい住まいづくりについて、
もう少し具体的にお話しを進めていきたいと思います。